バカの壁(本)
遅ればせながら「バカの壁」という本を読んだ。
今年の流行本は自分発見らしいが、バカの壁は数年前、流行っただけあり、
「考えろ」というテーマがあり、今年流行った、「あんたはこんな人だよね」と血液型により誘導する本とは違う(そういう本は、そういう本で面白いのは否めないけどさ)。
数年前には脳を使って真剣にみてみろ、どこに行くんだというテーマがあったのに
その問いかけもむなしかったということかしら。
バカの壁は今読むと、深い部分が多々ある。
雇用機会が喪失している今だからこその問いかけにはドキリとする。
自分達で機械化などで生活便利にしていって、その空いた時間で何をする?
と聞かれると答えられない。そもそもIT関係の仕事って、どんどん人がかかわるところをなくしていく、自分自身がいなくなるのが究極の仕事なんだなと思う。
とはいえ、それに関わっている人の多さはなんだろう。
皆が農家をやっていたときのほうが、ある意味、仕事がなくなるというリスクが少なかったのかも。
今の自動車業界(これだけじゃないけど)の冷え込みだって、買い換えなくてもいい人のための車をもどんどんと生産し、ステータスのために不必要(必要以上とでもいうか?)な車の販売で維持できていた雇用だったのかもしれない。
本質的に不必要かもしれないかもしれないものの供給が冷え込んだことが、生きていくのに必要な衣食住もストップする可能性があるとはなんという矛盾。
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