ノーといえる親になる。
昔、ノーといえない日本人、といった題名の本が話題になったけど、現代は「ノーと言えない親」が多いのだとか。
子供にねだられるがままおもちゃを買ったりしてはいけないな、と0歳からの教育2011年版 (HC-ムック) を読んで思いました。
「最近の研究によれば、欲しいものをすぐに与えられて育った子供は、人生の不満に対応できない大人になる。自分は職場でも人間関係でも成功する権利があるというゆがんだ感覚の持ち主になる」と警鐘を鳴らしている。
一方、今、親になっている世代(つまり私たち)は「ダメ、ダメ」と言われて育ったのに、どうして自分の子供に対しては「何でも与える」ようになったんだろうという疑問に対しては
最近の親は子供からの圧力に弱い。世代間の対立が激しかった時代に育った彼らは、親の世代とは違う生き方にこだわり、自分の子供とはもっと親密な関係を結ぼうとする。「だから子供が不機嫌になると、罪の意識を感じやすい」とテンプル大学の心理学者は語る。
確かに、と思う面はある。
実際に買ってやるお金がなかった親の時代、親という権威で「だってもなんでもだめはだめ」「うちはうち、よそはよそ」という子供的には「なんで・・」と不満多き?少女時代を送った私としては
働いているし、これくらい買ってあげるか
と思いがちなので、そう安易に思わないよう気をつけようと思います。
コントロールは大切というのと、お話がわかるようになってきたら(それがたぶん、おねだりが始まるころでしょうが)どうして欲しいのかとか、きちんと交渉をしたり(かけひきじゃなくて)考えさせることも大切だと思いました。
この手を読んでいると「まず、親がお手本を」という言葉も多く、親業も大変だなと思います。
実際に、子供の頃、私は親に何か言われると心の中で「そんなこと言ったって、お母さんだってXXじゃん」と毒づいていましたからね。
読み物が多く面白い本なので、GWの旅行にもっていって他の記事も読もうと思います
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