絵本とは何か、を読みました。
「絵本とは何か」という本を読みました。
一文、一句を読んだわけではなく、若干飛ばし読みでしたが、ガツンとくる内容でした。
絵本を読むような年齢のお持ちのお母様、お父様方にぜひ読んでほしいと思われる内容でした。
絵本とは、親の語りかけ、そのものなんだなと感じました。
また親も一緒になって子供の心とともに本の中に入り込む方法なのだと。
気持ちを共有するツールなのだと。
決して、子供に「よませる」ということなどをしてはいけないのだなーと思いました。
一方で、絵本なんてなくても、親が自分のことや昔話を話す、それの代わりに絵本があるようなものか。という意味でも合点。
ガツンときた。。というのは、
最近、会社の知り合いで同じ年齢の女の子がいる人がいるのですが、娘さんがヨコミネ式幼稚園に行ったら2ヶ月でひらがなが読めるようになった、絵本が1人で読めるようになったという話を聞いて、
ひらがな!早くおぼえさせるべき?とか思っていたこともあります。
お風呂にひらがな表をはったり
家には姉からもらったアンパンマンとしまじろうのひらがなマシーンもあります。
まぁ、真剣にやっていないから、いまだに「く」と「へ」の違いがあいまいだったりしますが。
そして、さらに輪をかけるようにこんな演習ブックを買ってしまったというわけ。
昔話がのっていて、そのあとに、理解度みたいなテスト?がついていたり、関係のある簡単な演習がついています。どちらが長いでしょう?みたいな、しまじろうのテキストにのっているような内容も含んだ質問集です。
まさに、「絵本とは何か」で書いてあるように、
「もしあなたが一冊の小説を読み終えてなんともいえぬ満足感にひたっているとき、だれか親切な人がいて、あなたのところへ電話をかけ、その小説の読後感を寝堀り、葉堀り、聞きただしたとしたらあなたはどうしますか?」
というところから容易に想像できるように、読んだあとに理解度のチェックも、感想をしつこくきくこともナンセンスなんだなと改めて感じました。
もっとも、おもしろいと感じれば子供は素直なので何度でも読んでほしがりますし、自分でも面白いところを再度、絵をみて勝手に話をつくって読んでいるものですからね。
絵本は、大切、の意味を再度認識しました。
ちなみに前述した「ママできるよ」という演習ブックですが、それなり?に遊べますが、この本で何よりも収穫だったのは、最初のほうについている汐見稔幸先生(東大の教授でもあり、子育てや発育に関する専門家)のコラムです。
「私たち親は得てして(中略)大胆なタイプ、行動的なタイプの子を望みます。でも世の中の子供をタイプ分けしますと、こういうタイプの子はほんの数パーセントくらいしかいないのではないでしょうか。ほとんどは、恐がりであったり、引っ込み事案であったりと、親の期待どおりではないのです。(中略)一人一人の子どもにはその子に固有の伸びる「型」があるのです。この「伸び型」をうまく発見してやり、それにあった働きかけをしてやると、どの子も無理なく伸びて行きます」
自らをふりかえると反省するところは多いのですが、おりにふれて、このように他人の文書や考えにふれることで、自分自身を振り返らなくてはという思いも強まりました。
facebookなどをみると、人(近いような遠いような人々)の言動に無駄に動揺してしまうことも多く、いったい、私は何をどうしたいのだろうか、と惑うことも多いので、読書は自分自身をみつめるにはいいなと改めて。
と絵本のことから自分のことに話はうつってしまいましたが・・。
なかなか良い本でした
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