三田国際学園中学校・高等学校の文化祭に行ってきました。
最寄り駅は用賀。用賀から徒歩5分程度。成城学園前からバスでアプローチも可。ただしこのバスは1時間に3本程度で20分以上かかりましたので、成城からバスなどを使い30分みるのが良いかもしれません。
こちらは国際という名前がついていますが、数年前は戸板女子という女子校でしたが、広尾学園を改革した大橋校長が「改革中」という学校で、インターコース、本科コース、サイエンスなんちゃらコースにわかれて入学。社会に役にたつ人材を輩出といった目標で英語教育、プレゼン能力、ICT活用に力を入れている学校です。
生徒はみんなipadをもってうろうろしています。
インターコースは週の英語授業時間は週10時間と公立中学の倍。また副担任が英語オンリーということです。
文化祭は事前登録制でみることができましたのでお邪魔しました。受験生のために(希望者は)校内を随時案内してくれるようなものがあり、こちらに参加。中3のとてもフレンドリーな女の子が案内してくれました。
事前学習をほとんどせずいろんなことを聞いてしまいましたが、現中3は三田国際になってから3年目の学年ということですね。(多分)
受験のときは(自分の年から)突然、テストがすごく難しくなっていて、算数は余裕のはず(過去問)と思っていたのが急激に難しくなって4回?も受けましたと言っていました。
案内してくれたのはインターコースの子のようでしたが、印象的だったのが入学時はA,B、Cも怪しかったけれど1年くらいで英語には慣れました、とさわやかに答えてくれたこと。
インターナショナルに入れるほどの勇気はない、でも国内で英語をすごくできるようになりたい、という場合にはこういう学校がいいのだなと感じました。
学校は真ん中に中庭があり、中庭を取り囲むようにぐるりの教室があり、活気にあふれていました(文化祭だしね)
文化祭は基本的にはプレゼン(発表)が中心でしたが、部活体験があったり(娘はテニス体験でウキウキ)部活発表があったり(新体操が素晴らしかった!)模擬店が出ていたり(PTAの母や父活躍)と活気があり、青春!!楽しい!!が沢山伝わってきていて、私もこんな学校で学びたいわと(←どこいってもそういっているけどな。あたし)
前日に行った学校(伝統校。きっちり。)と対極をなすような学校ですが、私(親)の好みはこちらの方なんだとあらためて自分の価値観を確認した次第です。
中3の身体表現といういわゆるクラス演技みたいなのもみましたが、かなりレベルが高い!みんなでダンスをしたりしてすごかったです。元気系がかなり楽しめそうな学校です。
校則はそれなりにきっちりしているようで髪ゴムは黒、スカートは短くするな、化粧禁止などのようですが、高校生女子にはあれ?という子も。三田国際前とその後での2重ルールなのか、このあたりは謎が多いですね。でも必要以上に派手な印象は受けなくてGood。
改めて案内をみると、新しい学校だけあって、進学実績は未知数。娘の入学時に三田国際の初年度の子供たちの進学実績がわかるというイメージになのかな。
プレゼン、コミュニケーション、ICT、英語等、どれも社会人としては必要であるのですが、中高時代にこれらに注力した場合に、大学進学実績どうなるのか。親としての純粋な興味はあります。
私の会社はいわゆるIT外資ですが、なんだかんだ日本採用社員は早慶卒中心であり、これらが使いこなせるぜーという無名大の新卒をとることは皆無なので、学歴はいずれにせよ大切なのではとも親としては思ったりするわけです。会社という枠組みなんて関係ない世界にいけばよいのか??とも?はたまた、子供が就職するときには、そういう基準自身が変わるのか?とも。
進学実績だけでなく気になるのが、入学時からコース別な点。
本科、インターなどわかれているのですが、インターの英語の制度は興味はあるものの、ほぼ自動的に文系ということですよね。。薄い点矢印で本科に高校でいけるようですが・・・
小6の時点で私立文系などを目指すコースに入れるということなのか?と疑問も。
もちろん、学校に聞けばそうではないと言いそうですが、流れていくと(流されると)、そうなっていくわけで・・。では本科に入れた場合は、この学校の本当にいい点は感じられるのか?と。
あとは、先生の質も未知数。対応してくれた先生方は親切でよさそうでしたし、今はぐんぐんと偏差値もあがってきているわけですが、生徒のレベルにばらつきがおそらくあるように先生にもばらつきはありそうな予感はします。
最終下校時刻が6時半と多少遅めです。
いずれにせよ、親として、改革中という点をどれだけ楽しんでリスクもとれるかという度量が必要だと感じました。
モデルとなった広尾学園のホームページと比べてみましたが、部活も含めて、基本的には一緒のイメージな気もしました。
広尾の方がずっと都会で三田国際の方が校庭もあるしのんびりといった感じですかね。広尾学園は広尾となってから10年以上たちましたので、進学実績も出ています。みてみると海外大学への進学が多そうです。そんなことを思うと子供を大学で海外に!とまでは思っていないうちには合っていないのかな?とも思ったりと、逡巡する点もあります。
それにしても雰囲気は青春そのもので楽しそうな学校ではありました。
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